2012年5月4日金曜日

0154 タスクに潜む「ダラダラ」をやっつけろ!〜動作を変えただけで30分を確保

(「これでもう座れないでしょ?」 確かに・・・。)
てきぱき動いただけで朝の時間を30分節約できる?
そんな自分でも驚くような体験をしました。

先日、約1時間、正確には53分寝坊しました。
こりゃやばい!遅刻する!!
ということで、いつもより大幅にピッチを上げて行動したところ、普段どおりに家を出ることができました。
「なぜ?」と、自分でも不思議に思いました。
そこで、いつも付けている自宅用TaskChuteを見返してみました。

自宅はMacなので、初代TaskChuteをマクロ無しで使用しています。すべて手動。自分でタスクの順番を入れ替え、終了タスクを下に送るのも手動。これが作者の大橋悦夫さんをして「足踏みミシンみたいですね」と言わしめたゆえんです。
ちなみに、職場ではTaskChute2を使用しています。快適。オススメです。

それはさておき、自宅用TaskChuteですが、使い方は起床から家を出るまでの時間、帰宅から寝るまでの時間の2ブロックの管理を行っています。マクロが使えないので、ほぼチェックリストと時間記録が目的という使い方ですが、朝はほとんどやることが決まっていますので、マクロがなくてもあまり不便は感じません。

朝寝坊をした日も一部タスク(朝のトイレ5分)を飛ばしたり時間をはしょったりしましたが、ほぼ同じことをしたのに、いつも通り出勤できました。
その理由はなんだろうか?ということで、ある典型的な日と比較してみました。

【寝坊した日のTaskChute】
(左から見積時間、実際かかった時間、開始時間、終了時間。
この日はゴミの日でした。)
補足ですが、MPというのはモーニングページの略で、朝に思ったことなど、頭に浮かんだ雑念、不安、疑問などをつれづれなるままにA4用紙3枚に書くというものです。もの書き写真堂は、Evernoteに30分と、枚数ではなく時間を決めて書いています。
詳しくは、書籍「ずっとやりたかったことを、やりなさい」(ジュリア・キャメロン著)を参照してみてください。オススメの本です。



sound editというのは、趣味でやってる声のスクラップ。好きな声優さんの声だけを音源からピックアップする作業です。
ねこまたりとは、このブログのタイトルでもあるのですが、「ねことまったりする」の略。というより、ねこに「だっこしろ〜」と爪を立てて実力行使されて「まったりさせられている」時間なんですが。

また、「身支度」のあとに1字下げて書いてあるものは、「身支度」で実行するタスク。ほとんどToDoリストと化していますが、上から順番にやっていけば、「次なんだっけ?」と手が止まることはないので重宝しています。
これらの合計が「身支度」の合計時間となります。寝坊したときは33分。普段どおりです。ただ、急いでいたのでゴミまとめだけは先にやったため、上の方に独立タスクになっています。

【寝坊する前のいつもの平日】

一方、寝坊する前の平日はどうだったかといいますと、上記のTaskChuteのようになっています。ちゃんと予定通りに起きているのに、前の日にタスクの整理をしなかったため、それを翌朝に実行しているというありさまです。

ですが、だらだらしていたと思われる一番の原因は、ご飯を食べながらのTwitter。これが諸悪の根源かも・・・。

次はお弁当づくりとコーヒーを淹れる時間。ここで合計12分の差。やはり起き抜けなのでぼ~~っとして動きがまったりしているというのが原因のひとつ。
寝坊した当日はたまたま前の晩にお弁当のおかずの下ごしらえができていたので、ほとんどお弁当箱に詰めるだけというのが幸いしました。つまり、例えば野菜を切っておくということをやるだけでも違うということがわかりました。

そのほかは、服薬、歯磨き、着替えなどをてきぱきとこなした成果でしょうか。ぼーっとしながら歯磨きをすると5分はロスしていました。着替えながら考え事をしていて手が止まっていて気づいたら10分経過、なぁんてこともよくありました。

それと、一つの動作が終わっても、ほっとして椅子に座らなかったことでしょうか。
例えば、歯磨きが終わって「次の動作は?」とTaskChuteを付けるためにMacの前に座ったとたん、まったりしてしまうというようなことがよくありました。
「不明時間」としてTaskChuteにつけるほど塊になっているわけではないのですが、動作の中に潜む「まったり」「ぼ~~」というのがTwitterに次ぐ諸悪の根源でした。

今回の寝坊から得た時間短縮方法をまとめると、
  • お弁当作りは可能な限り、前の晩に準備を整えておく。(できれば週末にまとめて作って冷凍しておく)
  • 朝食を食べるときは、それだけに専念。サイトチェックやTwitterはしないこと。
  • 朝食だけに限らず、すべての動作を行うときはそれに集中すること。
  • 次の動作に移るときはてきぱきと。いったん座らないこと。TaskChuteへの記録も立ったまま。
【寝坊後の平日】
(トイレが長いけど、やむを得ん(爆)。普段は15分くらい。)
改善の結果、今でも30分は確保できています。(寝坊の時に、はしょった時間が約20分あり、それを元に戻したため差引30分となりました。)
この時間で最近始めた「カーヴィーダンス」を15分入れることができました。
寝坊も「けがの功名」となりました。

なお、経験上走り回ったり焦って動作を早くしても、かえって失敗して手戻りになったりするため、時間のロスとなります。人間は倍速では行動できないことを痛感しますね。あくまでも、「気づくとぼ~っとしている」「のろのろ動いている」、これをてきぱき行動することで撃退するだけに徹します。

先にも書きましたが、明らかに「ぼ~っとしている」「何をしていたか分からない」という独立タスクはなく、行動しながら時折ぼ~っとしていて我に返る、というパターンが多いということを改めて認識した朝でした。たとえそれが1タスクにつき1,2分であっても、積み上げればかなりのロスです。これは盲点でした。

ちなみに、夜の時間は逆に「ダラダラ」「ぼ~っ」が止まりません。
「仕事へ出かける」という締め切り効果がないことと、睡眠をバッファに使ってしまうからですね。これも早い内に何とかしないと悪い習慣が身についてしまいますので、現在試行錯誤でいろいろ試しています。

しかし、こういう分析ができるのもTaskChuteを使って行動記録を取っているからですね。再度その威力を感じた出来事でした。

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