257 ならまちでねこまみれ〜奈良の猫カフェ寧估庵

2012年9月7日に奈良に行ってきた。そもそものきっかけは、この日に開催される「ツイおふ大阪」に参加するため。関東の著名人も参加するという豪華なオフ会となったが、これは別エントリにて報告予定。このツイおふ大阪の開催時間が19時半だったので、せっかくだからその時間まで奈良まで足を延ばすことにしたのだ。

さすが奈良！近くに高層建築物がない！

だが、奈良行きを決めたのが遅く、どこに行くか直前まで決めていなかった。猫スポットで検索するもグーグル先生に「心霊スポットですか？」と言われる始末。ほとほと困り果て、奈良在住の倉下さん（@rashita2）にお尋ねしたところ「ならまち」というキーワードを教えていただいた。（@rashita2さん、ありがとうございました！！）
そして再度グーグル先生に質問。すると「にゃらまちねこ祭り」という猫のお祭りがあったり（6月開催でした）、町屋が保存されていたりなど、猫と建物が好きなもの書き写真堂にピッタリな場所と判明。
さらにウィキペディアやらいろいろ検索していると、総数20匹！という猫カフェがあるというではないか！これは行かねば。

すんごい雲！

当日は、最初に奈良国立博物館の特別展を観て、奈良公園の鹿を横目に見つつ、最高気温が体温近く上がったであろう立派な入道雲の空の下を歩き、途中に良さげなカフェを見つけてランチをして体力を回復したところで、いざ猫カフェ！

Cherry's Spoonというお店のランチ

が、にゃらまちとも言うだけあって猫グッズのお店があちこちに。写真を撮りつつ猫の絵が店先に展示してある小さな店にふらりと入った。
店主がこの界隈にいた野良猫を10年あまりにわたって描いた絵はがきにグッときたので3枚購入。お話をうかがうと、今は当時に比べ野良猫も少なくなったそうだ。喜ばしいことなのかどうか、ともあれ不幸な猫が減ったことを祈ろう。

絵はがきを買ったお店

店を後にし、いざ猫カフェ！と思いきや、この暑い昼下がりにのたのたと歩いている野良猫発見！ゆっくりそっと近づくも、民家のフェンスをくぐって中へ。ああー行っちゃったと思ったが、止まって毛づくろいを始めたので「遊んでー」と言いつつカメラを向けたところを通りすがりのおばあちゃんに笑われてしまった。猫と話してる変な奴と思われたかも。

「何見てるにゃ！」

だが、昼下がりで暑かったのため野良猫はこの1匹だけ。今度こそ猫カフェへ！

「猫カフェ寧估庵」

お店の外観

メニュー看板

ねこあんと読むらしい。
戸口に「猫が飛び出しますので速やかにお入りください」という内容の張り紙どおりに、さっと開けてさっと中へ。古い民家独特の薄暗い店内に目が慣れてくると、いるわいるわ、ねこ、猫、ネコ！

傍若無人

ちなみに、多数の猫がいるだけに入った瞬間は猫の”ちっこ”臭いです（汗）。でも、猫飼いならすぐ気にならなくなるし、猫に夢中になると忘れてしまうので大丈夫だろう。
現在は総数19匹で、この時お店に出ていたのは10匹ほど。チョロチョロ動くのでなかなか数が把握できない（汗）。今、脳内で思い出しつつ数えたら少なくとも12匹、いや14匹か？（汗）。

 窓際でお昼寝。外からこの様子が見える。

コーヒーとケーキとねこのおやつのセット（1300円）を頼むと、猫皿とカリカリのパックがまず出てきた。すると、テーブルにそれが置かれた瞬間、目を輝かせ、中には唸り声をあげながら猫が一瞬で集まって来た！突然の急襲と傍若無人ぶりに「うわー！」っと嬉しい悲鳴をあげつつお皿にカリカリを入れると、小さい皿に5匹が我先にと頭を突っ込む。

テーブルがみえません！

上から見た図。すまん、チルトじゃないのでピント確認できなかった。

なぜ、ねこのおやつが先に出てくるのか分かった・・・。
あぶれた猫は下のほうで「もうないの？」と言わんばかりの目で見上げる。お店の人は「かじったり、引っ掻いたりしますから、手であげないほうがいいです」と言っていたが、噛む瞬間はわかるので、あぶれた猫に分け与える。しかし、これだけいるとご飯は戦場ですな。

もうないの？（すまんボケてた） 

もうないの？（以下同文orz）

人間用ピーナッツ、クッキー、レモンケーキ

ちなみにコーヒーは厳選された豆で、ケーキもお菓子屋さんに作ってもらっているオリジナルケーキだとか。どちらもうまかったです。猫だけで売ってませんよっ、という姿勢がいいなぁ。
また、小皿に黒砂糖がけのピーナッツが付いてくるのだが、多くのお客さんが「これ、人間用ですか？」「皿も食べられるんですか？」（注：皿がココアクッキーそっくりなのだ）と質問するらしいのだが、答えはそれぞれ「人間用です」「食べられません」。

最年長18歳のおじいちゃん。猫と遊んでいる人間に我関せず昼寝中。 

お店に入っていちばんに目に入った猫。ずっと降りてきませんでした。

「もう、騒がしいわねぇ」と言っていそうｗ

ご飯が済むと、猫たちはそれぞれ気の向くまま。遊んでくれる猫、昼寝をする猫、我関せずな猫など様々。まあ、猫ですから（汗）。写真を撮りつつ、まったりしていたら、あっという間に2時間近く。ツイおふに間に合わなくなるので、名残り惜しかったがお別れ。またね、って、次はいつになるやら（汗）

【お店情報】
猫カフェ寧估庵
奈良県奈良市芝突抜町13
090-1131-8808
※ネットやねこ祭りマップによると、木曜定休あるいは不定休、昼12時から夕方5時まであるいは夕方6時までなど情報が錯綜しているため、電話で確認してから行くほうが吉。お店のサイトはありません。

【猫カフェではありませんが猫のいるお店ですat東京】
189 東京・谷中散歩ふたたび〜ねんねこ屋