しばらく前に「デジカメを買い換える・コンデジ編」と題して、5回の連載をしました。
読んでくださった方の中には「結果がないぞ」という疑問およびお叱りの無言の声があったかと思います（滝汗）。
簡単なその後の経緯は「0631 何をいまさら？されどコンデジ・・・」に書いていますが、前回「最終選考」まで残った二つのカメラ、オリンパスのXZ-2、富士フィルムのX-20の一騎打ちとなりました。
一覧表で比較して決定しかけたのですが、いずれも一長一短、帯に短したすきに長し、さらに両者ともどうにも操作系が直感的に合わなかったのです。何度もカメラ店で実機をいじってもなんとなくもやもやする感じなのです。
言葉では表現できなくてもこういう感覚は意外と当たるもので、これは購入を見送ったほうが良いと判断しました。
それからしばらく経った2013年11月、@ogikubokei師匠から「オリンパスのSTYLUS１、（猫撮りに）いいよー」という情報が。ちなみにカッコ内は、師匠のメッセージの行間からにじみ出ていたものを、もの書き写真堂が勝手に読み取ったものです。
その後、師匠はネットの連載で実際に猫撮りに最適という紹介記事を書いています。
ASCII.jp：最強の猫撮りコンデジを発見！ オリンパス「Stylus 1」 (1/2)｜荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”
もの書き写真堂も11月29日の発売後に店頭で実機を触ってみました。先に取り上げた同メーカーのXZ-2と操作系はだいたい同じようでしたが、このSTYLUS１は整理整頓された感じといいますか、それほどもやもやした感じはありませんでした。かなりさくっと使えました。
コンパクトデジタルカメラ STYLUS 1｜オリンパス
なんといっても300mm望遠で、f2.8。これはすごい。
先日の旅行でも35ミリフィルム換算105mmf2.8しかなくて、ピントが来たのでトリミングでなんとかしたという経緯があります。そのとき「300mmがあればなぁ」と思いましたが、300mmの望遠レンズを別途旅行に持っていくとなると大荷物になります。
そんなときにこのSTYLUS１があれば・・・。
実際300mmをよく使うかとなると、これが使うんですよ。猫撮りやら飛行機やら、高枝の上の鳥やら木の実やら。
もちろん腰を据えて撮る航空祭はデジタル一眼に300mmのレンズを付けますが、日常や通常の旅行でそこまでは要らないかもしれません。荷物になるのがネックです。航空祭のための旅行はそれも覚悟の上で行きますが。
であれば、300mmが「コンパクトに収納された」STYLUS１は最適なんじゃなかろうかと。
さらに、猫撮りで地面すれすれに撮りたい時、群衆にまみれたためカメラを高く上げて撮りたい時などに重宝するチルトな液晶モニター。これも魅力です。
 |
| オリンパスのサイトより |
問題は、300mmを納めるために分厚くなったボディ。56.5mmあります（レンズ収納時）。約6センチ。今まで使っていたNikon COOLPIX P300は約3.2cmですので、かなりの厚み。加えてビューファインダーもついていて、外観はまさにデジタル一眼。これまでのようにポケットに入れて気軽に出かけるわけにはいきません。
（大きさは116.2mm × 87mm × 56.5mm、重さは約402g）
しかし、そこはデジタル一眼のように首から下げる、大きめのショルダーを持参するなどすれば目をつぶれる範囲内でしょう。もの書き写真堂的には、このカメラの「性能」が「大きさ」に勝りました。
その他気になっている仕様は、
- 35ミリフィルム換算28mm~300mm、全域f2.8
- 最短撮影距離（レンズ端から）ワイド10cm、テレ端80cm
- スーパーマクロ（同）5cm〜60cm
- 電子ビューファインダー視野率100％
- マニュアルフォーカスあり！
もちろんマニュアルフォーカスも重要なポイントです。外で猫撮りしていると「これは必須」と痛感する機能です。（例：藪のなかにいる猫）
このてんこ盛りな機能ならば、デジタル一眼（もの書き写真堂の場合はNikon Df）と併用してもまる被りにはならなさそうです。
加えて、今回も検討対象にしませんでしたが、スローモーションを含むムービーも撮れます。
よし、この1択に決めた！
・・・が、同じ日に発売されたNikon Dfを購入したため金欠。購入はもうちょっと先になりそうです。春先に予定している猫撮り旅の前に購入したいのですが。
Amazonとカメラのキタムラ楽天店さん、どちらにしましょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿