2016年2月15日月曜日

1222 老猫と腎臓病(腎不全)8 いろいろ試した療法食

食いしん坊だった我が家の「お騒がせ猫」が次第に食欲が落ち、激やせが発覚したのが昨年(2015年)の11月頃から。
年に2回も行った引っ越しのストレスなどや歳を取ったせいだろう、あるいは好みが変わったのかも、などと軽く考えていたらまさかの腎不全。これまでの経緯はこちらなどに書いてありますので、今回は今年(2016年)1月からこれまでに試した療法食などについてお話ししたいと思います。

ごはんですが、最近は好き嫌いが激しくなり、昨日まで食べていたのに今日は全く見向きもしないと思ったら、2日後にはちょっと手を出したりと、「食べるの?食べないの?」とこちらも一喜一憂しています。

現在はやはりメインはねこ缶。
アイシアの「金缶だし仕立て」の「まぐろ」と「かつお」です。これはよく食べるので薬を混ぜるときはこれを使っています。この缶は一般食に当たります。
最近、容量が80gから70gに減量になり、1缶では足りない時もあります。
写真はまぐろです。見た目よりも身の塊がありますので、うちの猫たちは食べにくいらしく、スプーンで潰しています。近所のホームセンターで特売時は108円(税込)、通常は138円(同)くらいです。
これは飽きないらしく、もう数年購入しています。食欲が無くなった「お騒がせ猫」もこれだけは食べてくれます。

食べないよりマシですが、やはり一般食ですので栄養が足りません。どうしたものかとホームセンターのカリカリコーナーを見ていると、カリカリのウェットバージョンとして置かれていたのが、Medyfas(メディファス)のねこ缶でした。
このシリーズは離乳から15歳以上とライフステージごとにいくつかあり(サイトはこちら)、ちょうど11歳からのウェット缶「かつおと若鶏ささみ」が店頭にありましたので試しに購入してみました。ホームセンターでは170円(税込)でした。
このねこ缶は総合栄養食です。ちなみに国産品です。
缶をあけたとたん、子猫の頃に食べさせていたねこ缶(今はもう廃番になったサイエンスダイエットの子猫用ツナ缶)に匂いがそっくりだったのでいけるかも!と確信しました。
写真の白い粒は成分の「ご飯粒」のようです。

予想通り、食いしん坊で初物には興味津々の「お騒がせ猫」はぺろりと平らげました。総合栄養食なので、これと先の金缶だし仕立ての2本立てでいけると思い、さっそく24缶を取り寄せする手続きをしたとたん、余り食べなくなりました。これだから猫は・・・。

それでも気が向いたら食べるので、皿に盛ったまま腐らない程度にしばらく放置しています。

では、療法食はどうしよう?ということになり、1月初めに購入したロイヤルカナンの「腎臓サポート フィッシュテイスト」のパウチを与えているのですが、これの味が気に入らないらしく単体では食べてくれません。
つぶつぶが気に入らないのかもと潰してみるとパテのようになり、余計気に入らない様子。そういえば、バテ状の療法食ウェットはことごとく玉砕しています。

そこで潰してからさらに「金缶だし仕立て」に混ぜ、さらにその表面にだし仕立てだけをうっすらとかけて匂いをごまかしてなんとか食べさせています。
最近はだまされなくなって、パウチを3粒入れただけでも見破られています。さすが嗅覚の良い動物です。
それでもお腹が空くと背に腹はかえられないようで渋々食べています。

最近は明け方や朝晩のねこ缶タイムの合間に空腹になると、いつものカリカリも7〜8粒ですが食べているようです。
ロイヤルカナンの腎臓サポートセレクションと、ロイヤルカナンの「ベッツプラン エイジングケアプラス ステージ2プラス」とヒルズのw/dを半々でまぜたものの2皿を出しっぱなしにしています。これは私が仕事をしていた頃の名残で、お腹が空いたらちょこちょこ食いする習慣が付いてしまったためです。

体重はあまり増えてはいませんが、この1月に病院に行った頃の4.35キロから4.6キロの間を行ったり来たりしています。ほぼ毎日排便があり、これも食べるようになった証拠だと思います。がりがりに痩せていたころは食べなかったため、8日も排便がなかったことがありましたから。

さて、病院からいただいた療法食のウェットで、我が家の猫が食べなかったのがこちら。(リンクはそれぞれのメーカーのサイトに行きます)
ヒルズ w/d
ヒルズ k/d
SPECIFIC FKW

いずれもパテ状、レバーペースト風のにおいでNG。砂かけ動作をする始末でした。
最近出たヒルズの「k/d シチュー味」というのがすごい人気で品薄だというので、これもやっとのことで動物病院で2缶購入できたのですが・・・。

見た目もなんとなく金缶だし仕立てやメディファスに近く、匂いも和風のおかずのようで思わず私が白いご飯と一緒に食べたくなるくらいでした。
しかし、これはまったく見向きもされませんでした・・・。「これだけは食べた」というレビューもありましたので期待していたのですがダメでした。猫の好みというのは十人十色ならぬ十猫十色なんだなぁと痛感しました。

猫は突然食べなかったり、逆に食べ始めたりしますので、諦めずに療法食を与えてみたいと思います。一般食のねこ缶に混ぜると食べたりしますので、いろいろ工夫のしがいがあるかもしれません。まぐろやササミを茹でた汁を混ぜると食べたという話も聞きましたので試してみようかと思います。

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