2012年5月28日月曜日

169 「とりあえず5年」のワークをやってみた Part1 残り半年の棺桶リスト


以前、「『とりあえず5年の生き方」(諸富祥彦・著)という本を紹介したが、その後、ワークをじっくりやってみたのでご報告。あくまで、もの書写真堂の事例だけど、ご参考までに。





これまで目標を立てては失敗してきた経験から、自分は価値観型で、今を大事に生きるのが性に合っているということを認識したのだけど(詳細はこちらを参照)、この本に掲載されているワークをやってみて、

「あ、5年くらい先の目標ならいけるんじゃない?それも究極なやつ」

という結果が出た。これはびっくり。どうやら、あばうとな性格にもぴったり来る内容だったらしい。
ワークてんこ盛りな書籍なので、数回に分けて内容を紹介したい。

1 もし半年後に死ぬとわかったら何をする?

以前のエントリでは、この本の「はじめに」の項だけを紹介したが、その直後にさっそく一つ目のワークがある。ちなみにワークは全部で20個だ。

ワーク1は、

「あなたのバケットリスト(棺桶リスト)半年バージョン」

  1. もしあなたが半年後に死ぬとわかっているとしたら、「これだけはしておきたい」ことは何か?(5つ挙げる)
  2. そのしたいことに優先順位をつけて理由を書く。
  3. 書いてみて、気づいたこと、感じたことは?

「いきなりこれですかっ」という感じだが、意外とすんなりと出てくるものである。もの書き写真堂の場合は、こんな感じ。2番の順序と理由も併せて付けてみた。

1位 本、CD、HDDの中身をそっくり捨てる・・・見られるとやばい、恥ずかしい(汗)

2位 猫の身の振り方・・・猫を残して死んだら「処分」されてしまいかねないので。

3位 一度行ってみたところにまた行く・・・デジカメで撮り直したい風景がある、もう一度食べたいものがある、感動した風景をまた見たい!

4位 行ってみたいと思っていたところに行く・・・この目で見たい、撮りたい。

5位 お金を使い切る!・・・残して死ぬのは、もったいない。


ところで、1位に輝いた項目は、誰でも一度は思うんじゃなかろうか。
それはさておき、ここで重要なのは、いずれ訪れる「死」を意識しながら「1日」あるいは「今」を大事に生きるということ。著者も読者にこう提案している。

「自分はもしかすると、明日死ぬかも知れない。もしそうなったとしても、悔いのないように、今日、1日を送ろう」と(1日に)1度は思い起こすようにしていただきたいのです。すると、「今、自分が本当にしたいこと、すべきことは、今、してしまおう」と発想が切り替わっていくはずです。

2 明日死んでも悔いがないという生き方


ワーク2では、さらに半年より短い期間を考える。ずばり、

「もし、明日死んでしまうとしたら、どんな悔いが残るだろうか?」

そんなふうに想像したときに思い浮かぶ「悔いが残ること」を3つ挙げる。

ここでのポイントは、

  • 人間の「これがしたい!」という気持ちは長続きしない。
  • 後回しにしたことはたいてい実現しない。

と、認識すること。ワーク2で挙げた3つの「悔いが残ること」も、なんだかんだと理由をつけて先送りしたり、あきらめたり、あるいは「あとで」と言っているうちに忘れてしまったりしていないだろうか?あれだけ熱を持っていた思いだったのに、だ。

そこで著者は、
したいこと、大切なことは遠慮なくどんどん前倒しにして実現していくーーそれが、あなたが『悔いのない人生』を実現するための第一歩です。
と訴える。
そして、ワーク3が待っている。

「『いつか、そのうち・・・』したいと思ったことは、『今すぐ』しよう!!」
  1. 「いつか」「そのうち」したいと思っていて、つい後回しにしてきたことを3つ挙げる。
  2. この3つのことを「前倒しにして」「今すぐ」実現するためにはどんな工夫が必要になるかを書き出す。
これは、1がプロジェクト、2がプロジェクトをタスクに分解したもの、と言えるのではなかろうか?そして、「今すぐ」やるには、ささっと明日のタスク管理ツールに落としてしまうのだ。そう、今すぐ、に。

今回はここまで。

この3つのワークだけでも、自分がなにをやりたいのか、あるいはやりたかったのかが見えてくる。
もの書き写真堂としては、「半年後に死ぬとしたら」でとっさに出た5つがインパクトがあった。自分がこれほど「どうしてもやっておきたい」と思っていることがあるとは思いもしなかったので、衝撃に近いものがあった。
全部のワークは紹介できないが、グッときたものをあと何回かに分けて取り上げていきたい。


【こちらもあわせてどうぞ】
「とりあえず5年」のワークをやってみた
Part1 残り半年の棺桶リスト←いまここ
Part2 残り5年の棺桶リスト
Part3 お金に関するMy哲学
Part4 「いつかしたい」は「今やる」!
Part5 逆算式人生5カ年計画法を具体化しよう
Part6 最終回 やらないことを決める

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