2013年2月11日月曜日

0396 長い休みに時間がたっぷりあると錯覚することについて


毎度毎度、3日以上の連休になると陥るのが、「時間がたっぷりあるから、いろいろ出来る」という錯覚、勘違いです。
休みになるとなかなかルーチンが終わらず、突発的なタスクで埋まる。やっていて快感と感じる趣味のことだったり、単にだらだらしたり。
もうホントに、いろんな人がブログや本やセミナーで口を酸っぱくして忠告しているのに、自分でも自覚している、つまり毎度毎度痛い目に遭っているのにまたやってしまうんです。学習しない・・・。

ちょっと小金が入ると気が大きくなるのに似ていますね。祝日や盆暮れ正月など、自由になる時間が手に入るとなんでもできそうな気がしてきます。だから、誘惑に負けて優先順位は低いのにやりたいこと、快感であることに先に手を付け、挙げ句にそれらに大量に時間を割り当ててしまいます。

当然、ルーチンや最優先事項は先送り。でも、連休の初めから見ると確かに残り時間はたっぷりある・・・ように見えるんです。これがくせ者なんです。わかっちゃいるけど、の世界。
いくらTaskChuteで見積もっても、気が大きくなって先送りしていては元も子もありません。結局は、最終日に半泣きになるのは必至。
だが、これは精神論だけで済ませられるんでしょうか?「次は気をつけよう」では改善しないのは、日々の行動、タスク管理でも同じことです。

それではどうすれば?


まず連休はなかったことにして、通常の時間割で動くようにしています。もちろん盆暮れ正月も。
たとえば、今回の2月の連休。土、日、祝(建国記念日)という3連休の場合、いつもの土、日、月として予定を組んでタスク管理アプリに入れてしまいます。
そうすると、土、日と週末ルーチンをこなしつつ迎える月曜の祝日にかなりの「自由度のある時間」を得られます。仕事に行く時間のおよそ10時間分(通勤時間も含む)がまるまる手に入る計算になるわけです。
ですが、ここで安心すると、このエントリの冒頭に戻るという双六的な展開になるので要注意です。
修行僧ほど自分に厳しくするほどでもないとは思いますが、意思の力が弱いとダメなのはわかりました。

もの書き写真堂の経験では、締め切り効果を使うのが効果的でした。外に出る用事とか、自分では制御できないもの(他人との約束など)を利用します。その時間までにやりたいこと、やるべきことを計画して実行する。時間の制約ができると、だらだらせずにてきぱき動くのを経験しているので(寝坊して遅刻しそうになった朝など)、試してみる価値はあります。
ただし、人間は慣れてくるとやっぱりだらだらに戻るので、毎日それをやるのはだんだん難しくなります。ここをどう引き締めるかが次の課題になります。

勤め人は「出社」などの締め切り効果があります。これがフリーになったときはどうなるのでしょうか?これからそんな未知の領域に入るもの書き写真堂にとっては、こういう連休やら正月休みといった長期の「自由時間」は実験場にできる格好のチャンスです。

今回の連休で感じたのは、
  • 感情(快感)にまかせて行動しないこと。
  • 遅くとも前日までに、その日の行動をTaskChuteなどのタスク管理システムに落とし込むこと。
  • 当日はよほどのことが無い限り、TaskChuteに則り粛々と行動すること。
さて、この「当たり前」のことをどこまで実行できるかが成功の鍵のようです。
とあるフリーになった方がブログで「お金がなくなるより、自分に甘くなる方が怖かった」と書いていたのですが、その一端がわかった気がしました。
やはり、成功は意思の力にかかっているようです(汗)

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