2013年8月26日月曜日

0534 リアルタイムで紙に猫絵を描くということ



リアルタイムで猫を描く。
はっきり言って寝姿以外、ムリですっ。動きます。1分と同じ姿勢をしてくれません。寝姿は起きているときよりは動きませんが、これも意外と動いてじっくり描くことはできません。ぐすん。

なので、リアルで猫をスケッチしようとすると素早く描く必要があります。素早くスケッチする能力がつくかもしれません。数十秒観察しただけで、記憶で描く人もいるみたいですが、もの書き写真堂、まだまだその域には達していません。というか、その入り口すら見えません(泣)。
1日で描き散らかした数々w
実物の猫を見ながら描き始めたのは8月から。せっかく本物が近くにいるし、ちょうどスケッチブックと鉛筆が転がっていたので描いてみたのが始まり。
その後もiPadでスケッチした絵と、同じポーズを写真に撮り紙に書いた絵を比較して気づいたことがあり、Twitterでこうつぶやきました。

iPadアプリ「Paper」にて。
同じポーズを写真をみて描いたもの。
iPadでリアルスケッチして描いた絵と、写真見ながら鉛筆で描いた絵を比較してみたんだけど、実際に見ながら書いたほうが、多少形は変でも生き生きした感じがするのは気のせいだろうか? 

これに、縫い子@Nuiko_さんが、「既に二次元の写真と立体では全く違うと美術の先生が言ってました」と返事をくれました。

なるほど。いくら立体物を写した写真であっても、写真は平面であるということ。だから、それを見て描いたものは、のぺ〜っとした平面的な絵になるわけですね。今回の描き比べで納得しました。

たかだかササッとラフスケッチしただけのものなのに、それなりに立体感。これは不思議。その場の遠近感を写し取っている感覚と言ったらいいのでしょうか、隠れているはずの部分も認識して描いているような感じ。実際、ちょっと視線を動かして、絵には描かない見えないところも見ていましたね。

長いことじっとしていてくれたのでここまで描けた
こうなるとリアルタイムで絵を描くのが俄然楽しくなるわけです。たとえ途中でも、足とか手のパーツだけになっても、描くことで得るものがある。
それで、ある程度描いてから写真起こしの絵に戻ってみたら、その絵もどことなくだけど、前より立体感を出せたような気がします。ここのところは主観がかなり入ってますが(汗)。

写真から描いたもの。自分でも気に入ってますw
それと気づいたことがもうひとつ。これは、もの書き写真堂だけの事象かも知れませんが、リアルタイムで描くとなぜか紙の大きさがある程度ないと飛び出してしまうということ。わはは(汗)。
どうにも脳内縮小が苦手なよう。写真を見ながら描く時はそうでもなかったんですけど。

前のページに飛びだしてしまった・・・。
そういえば、写真を一部拡大して見ながら描くのも苦手です。
ざっくり描いてから細部を描くとき、例えば写真の猫の鼻の部分を拡大してしまうと、その見た目の大きさに惑わされて構図やバランスが崩れてしまうのでした。

逆もまた真なりで、現物を見ながらiPadに絵を描いているとき、ピンチアウトで部分的に画面を拡大して(そういう機能をもったアプリのみですが)描き込むのが苦手です。こちらも元の大きさに戻したときに構図が狂っていることが多々ありました。

たぶんこういう一部を拡大して描くというのがデジタルで作業する上では主流になっているんでしょうが、現物を見ながら紙やキャンバスに描くというアナログ的な描き方に慣れていると、なかなか切り替えが難しいです。
それでも、アナログでデッサンする意味はまだまだ十分にあるなぁと思った次第。それになにより楽しいですしね。

精進。

(追記)
絵が良く飛び出す、はみ出すのはB6サイズの画用紙です。いつも描いているモレスキンラージもたまにはみ出します。
今日(8月26日)、イラスト情報bot@ilstx_botさんのツイートで、「絵を描くときにはできるだけ大きめに描いたほうがいいそうです。A4サイズでもいいですがB4サイズで描いたほうが、小さく描くより結構頭を使ってコツが掴みやすいと聞きました」とあったのが、解決のコツかなぁと。早速大きめのスケッチブックを買ってこよう。

iPadで使用したアプリはこちらです。シンプルでいいですよ。

Paper by FiftyThree App

カテゴリ: 仕事効率化
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