2013年10月27日日曜日

0601 不運な過去は変えられない。ならばそこから幸運を見つけよう。

先日のエントリでちょっとだけ触れた「運のいい人の法則」を読み返してみました。この本にある幸運のエクササイズは欠かさずやっているのですが、本書自体に目を通すのは久しぶりです。
過去のブログ記事を見ると2012年9月頃に記述がありましたので、おそらくそれ以来。その間にずいぶん内容を忘れていました。



この本は、心理学者のワイズマン博士が運のいい人と悪い人を調査し、そこから導き出された幸運な人生の鍵となる4つの法則が解説されています。
詳しくは本書を読んでいただくことをお勧めしますが、項目だけ挙げますと、


法則1 チャンスを最大限に広げる
法則2 虫の知らせを聞き逃さない
法則3 幸運を期待する
法則4 不運を幸運に変える


今回読み返した中で特に印象に残ったのが、「いいことが起こると考えて行動するということ」でした。法則3ですね。
この本に出てくる運の悪い人は、どのみち悪いことが起こるとか、幸運の後には不運がやってきてめちゃくちゃになるとか考えてしまいます。もの書き写真堂も落ち込んでいる時や不安になった時は、本に出てくる運の悪い人のように考えてしまうことがあります。

苦笑してしまったのが、自らも運が悪いと自覚している女性の話でした。彼女は運転する車でことごとく事故を起こし、それがすでに3台目。所有する車すべてが呪われていると言います。
でも、著者のワイズマン博士に言わせると、「車が呪われていると言う前に、自分の運転のまずさを自覚するべき」。

もの書き写真堂は車ではありませんが、不運が重なると自分のことは棚に上げてモノのせいにすることがありますので、この女性を笑ってはいられません。実際、そこのところを反省して次に備えたところ、怪我がだいぶ減りました。これは運が良くなったと考えていいかもしれませんね。

この他、運の悪い人は不運に遭遇したら「なぜあのときにその場所に行ったんだろう?」と考えてしまいます。
「(そのときそこに行ったことはおいといて)最悪死ななかったので幸い」と考えられるのが運のいい人。
でも、普通はそこに行ったことを後悔するだろうと思うのです。運のいい人のように、不運の中にも幸運を見つけるような考え方ができれば、運のいい人になれるのだといいます。

要するに、起こったことは変えられないから「なんでそこに行ったんだ?」と自分を責めるより、そこから幸運を見つけ出してこれから先の幸運につなげるということなのでしょう。そのほうが、その見つけ出した幸運から次の行動に続きそうですしね。例えば「死ななかったから、これができる」と、先のことを考えることができます。

運の悪い人の考えなら、そこで思考停止してしまいます。「なんでそこに行ったの?なんであんなことになったの?」とぐるぐる考え続け、自分を責め続けます。
でも、いくら考えても過去は変えられません。現状を受け入れて幸運に結び付く方法を考えて行動したほうがいい結果が得られると思います。

でも、こういう考えにすぐシフトして、さらにそれが習慣になるようにするのは時間がかかりそうですね。

なお、この本には冒頭に書いた「運を鍛える4つの法則」が書かれていますが、決して占い的なものではなく実践的なものです。
さらに、自分がどの法則を一番メインに据えるかのテストもありますので、効果的に運を良くすることができるのではないかと。考え方をポジティブに変えるという目的でも良書だと思います。

「運の善し悪しは考え方次第で、それがさらなる運の善し悪しを引き寄せる。良くも悪くも人生はこれの連続」。
そんなことを思った再読でした。



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