2013年12月24日火曜日

0673 【モニターになりました】アイスグローブをはめて雪の屋外へ、いざ出陣


やっと雪が降った2013年12月22,23日の両日、アイスグローブをはめて雪の屋外撮影に行ってきました。
ちなみに北海道弁では「手袋をはく」と言いますので、この表現がうっかり出てきても気にしないでくださいね。

それぞれの作例は以下のエントリにありますので、あわせて見ていただけると嬉しいです。
0670 iPhoneで天空パノラマ44(2013年12月22日)


まず防寒性能ですが、

  • ミトンの状態での使用時は寒さを感じない。
  • ただしインナーを表に出すと、素肌ほどではないが時間の経過とともに指先が冷たくなる。

という結果でした。
その他に良かった点としては、多重構造にもかかわらずミトンの状態で使用する際にもスムーズに手が動くことでした。手の平の滑り止めもなかなかです。この部分の触り心地も柔らかくて好みの感触です。

試着の際に気になった指のガイド部分がきつい件(人差し指と小指のみ圧迫される感じ)は、手袋をはめて撮影しているうちに気にならなくなりました。もしかして、この外側の2本だけをわざときつめにして、ガイドが抜けないようにしているのかもしれません。

インナーは5本指のスマホ手袋の第一関節が出ている感じですが、やはり生地が薄手なので氷点下の外気に長時間露出させていると指先が冷たくなり、じんじんしてきました。
しかしここは考えようと言いますか、ミトン部分から指先を出しっぱなしにしなければ解決です。

鳥が飛び立つ瞬間をじっと待つなどの特殊な状況は別として、今回撮影した風景などでしたら、撮影しては移動し、また撮影する、という繰り返しで、その移動時間や構図を決めている時間は前回の記事のファーストインプレッションで書いたとおり、ミトン部分をかぶせておけばいいわけです。撮影の途中からやってみましたら、それほど指先が冷えずにすみました。

また、手首部分のフィット感もよく、2重になっているうえにベルトまである厚みの割りに、手持ちの細い袖口のジャケットにも難なく収まりました。でも、せっかくのかっこいいロゴが隠れちゃうのが難点ですね。


さて、実際にNikon Dfで撮影してみた感じですが、まず左手。親指をアウターから露出しなくても再生ボタンは押せました。レンズ部分のホールド感、リング回しも申し分なしでした。左はミトンのままいけそうです。

問題は右手です。
シャッターを切るためにインナーの5本指は露出しなければならないのですが、そうなると前回記事でも懸念された手の平側のオスのマジックテープが時折撮影を邪魔しました。
カメラを持ち替えたり、首からぶら下げたカメラを手に持とうとしたときにマジックテープがストラップにくっつき、それを引きはがすために撮影が中断という事態に。結構頻発しましてイラッときたため、その日のうちに右手だけオスとメスのマジックテープを、糸をほどいて縫い直して入れ替えました。

ただ、考えもなくオス・メスの場所を決めたわけじゃないと思います。
それは何だろうと考えてみましたら、このマジックテープをはがしてインナーの指先を出す時はミトン部分の端っこ、つまりメスのマジックテープ部分をつまんでベリッとはがすわけです。ここがオスですと、つまんだ指先の素材の糸が引っかかってほつれたりぼそぼそになってしまいます。

しかし、それと撮影機会の逸失を天秤にかけると後者の損失が大きいわけです。シャッターチャンスを逃すというより、シャッターを押せなくてイラッとするデメリットが大きいと言ったほうがいいでしょうか。せっかくの防寒性能なのに、そんな性能とは違う部分のイラッで使えなくなるのはもったいない。

もの書き写真堂の場合、左手はミトンのままで使います。この状態でマジックテープをつまめば、オスのマジックテープであってもほつれたり引っかかったりしません。それで、右手だけを入れ替えてみたわけです。(完成品を直すため、手縫いで2時間ほどかかりました。)

早速撮影に行き試したところ、これでばっちりでした。まったくストレスなし。
ただ、一般的に使う場合、先に挙げたマジックテープをはがすときにオスがミトン部分にあるとインナーの指先の繊維が引っかかるという問題がありますので、ここを入れ替えて販売するというのはどうも難しいような・・・。

では、次はiPhone 5sで試した結果ですが、通常の撮影についてはほぼ問題なしでした。ただ、5本指の先端までしっかり指を入れていないと画面のタッチが反応しないことが多々ありましたので、その点は気を付けないとなりません。
余談ですが、習慣とは恐ろしいもので、この手袋のまま指紋認証で画面のロック解除をしようとしてました。パスコードを入力しないとダメですね。もちろんこれはインナーの5本指手袋のままでも大丈夫です。

問題は、天空パノラマの撮影でした。これは空に向かってiPhoneを180度回すわけで、その際にiPhoneを持った手を微妙に動かす必要があります。撮影開始と撮影終了でシャッターボタンを押す手が違います。左右両方使ってます。
ですので、両手ともミトンから5本指を出しますが、そうするとミトン部分を固定してもかなり邪魔になりました。
本当に微妙に手を動かしながら撮影するので、厚手の手袋ではNGだったのです。

(天空パノラマ失敗例)
こんな状態でしたので、天空パノラマ撮影時だけは手袋を外して撮影しました。
もっとも、こんな撮り方はもの書き写真堂くらいですので、通常の横パノラマはもちろん、普通に写真を撮影するなら手袋をしたままで大丈夫です。

その他、細かい点では、ミトンを外した際に手の甲のボタンに留める機能ですが、これはゴムの輪が小さいので素手でないとなかなか留まりません。つまり、手袋をはめる前に留めておく必要があります。
そうなると実用的ではありませんし、ボタンに引っ掛けるゴムの輪を大きくするとデザイン的にも機能的にも(ゴムの輪が別のものに引っかかるなど)問題が出てしまいそうです。

着脱を頻繁にする撮影時には、そのままぶらぶらにしておいても大丈夫でしたので、あまり留めることを気にする必要はないかと思います。ずっとミトンを外す状況の時に前もって留めておくという使い方が良いかと。

以上、実際に雪の屋外で使ってみての感想でした。
アイスグローブの防寒性能、グリップ感は申し分ありませんので、この冬はこれで撮影を続けようと思います。
(追記)
撮影に出かけた2日間は、いずれも最低気温と最高気温がマイナスになる真冬日でした。(22日(-3.5/-0.2)、23日(-4.1/-1.1))

それにしてもソレルのスノーブーツもそうですが、足下と手袋の防寒対策をしっかり整えることで寒い冬の屋外に出て行こうとするのが我ながら不思議です。もの書き写真堂は極寒の冬の撮影にあえて行こうなどとは思わない横着インドア派でしたので、この変化は自分でもびっくりです。
今日(2013年12月24日)も、買い物がてら、こんな雪の中をこいで写真を撮ってきました。

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