2014年2月13日木曜日

0730 「道具はすぐ取り出せるところにあるか?」から気づいた先送り防止策、習慣化策

「メンドウクサイ」から先送り、習慣化したいのに続かない。あるいは、「習慣化したいけど面倒だし、明日以降に」と両方ドッキングしたまま年末を迎え、ということも。

いずれも時間がない、モチベーションが維持できないなど理由は様々です。その対策としてよく言われるのが、やることを小分けにする、もともとある習慣にくっつける、ごほうび作戦などがありますが、道具を使うものについては「ひょっとしてこれが原因では?」と思ったので、忘れないように書き留めておくことにしました。

先日紹介したお菓子作りをしているときでした。
バターを白っぽくなるまで泡立て器で混ぜるという作業がありました。バターの量が少ないし、テキトーに白っぽくなったところまでやればいいかと、普通の泡立て器を使いました。
実は電動の泡立て器(ミキサー)を持っています。でも、棚の奥、それも箱にしまったまま収納されていました。これを手前にある物をどけて箱から出すというのが面倒で、普通の泡立て器を使ったのでした。
(ミキサーは右下の圧力鍋の後ろに)
でも、手動はかなりの力を要します。それを始めてから数分後に実感しました。それに「テキトーに」やるにしても5分以上。たった5分でも二の腕や手首が痛くなりました。
器具を洗う手間は同じです。でも、取り出すのが面倒と感じて電動ミキサーを出さなかったことを後悔しました。こちらだと半分以下の時間で済んだでしょう。筋肉痛も感じなかったはずです。

実は、電動ミキサーのほかに、みじん切りなどが簡単にできるスティックミキサーなるものも持っているのですが、これも電動ミキサー同様、「めったに使わないし」という理由で同様に箱に入れ棚の奥にしまっていました。
この「めったに使わない」というのがくせ者ということにはたと気づいたのです。

「めったに使わない」んじゃなく、出すのが面倒で「めったに使わなくなった」が正解なのでは?

お菓子作りも、野菜をみじん切りにするのも結構面倒です。でも、道具がすぐ使えるような手元にあれば、包丁を取り出すようにさっと取り出せるところにあれば、もっと作るんじゃないか?もしかして本末転倒なことをしていたんじゃないか?と気づいたのです。

そこで、さっそく電動ミキサーとスティックミキサーの箱を棚から引っ張り出しました。
中身を取り出し、箱を捨てます。おそらく人にあげるということもないので箱を別に取っておくのは場所のムダになるでしょう。
(お約束の猫が)
次に大事なのは新たな場所です。また引き出しの奥や棚の奥に戻したのでは意味がありません。自分が良く使うものの側で、似たような器具のあるところが望ましいのではないか。また、あまり手の届かない高いところに置くと取り出しにくくなって元の木阿弥です。
(箱から取り出したパーツ類)
色々検討の結果、不要なものが無いかどうかの点検もしつつ、場所を確保しました。
台所での動線も考え、コーヒーミルが置いてあるところが適所と判断し、ここに入れてみることにしました。
今のところこれらを使う料理をしていませんが、別件(コーヒー豆を挽く)でしょっちゅう目にするので、無意識に「そこにそれがある」が刷り込まれて、料理のときには「これを使おう」となるんじゃないかと考えています。

これで「取り出すのが面倒だからやめよう」という先送りはなくなると思います。そこで気づいたのが、物を使う行動の習慣化についてでした。
例えば、朝のランニング。前の日から着るものを側に置いておいたり、ランニングシューズを玄関にそろえるだけでも違うと思います。余談ですが、着替えるという行為も妨げになるからと、寝るときにランニング時の格好で寝るという方の話を聞いたことがあります。

また、厳密に習慣化を目指したものではありませんでしたが、「冬に屋外に撮影に行く」というのは北海道ではかなり「覚悟」を必要とします。
ですが、今年はすんなりとあちこちに出かけていることに気づきました。それは、使いたい道具があること(Nikon Df)、長く外にいても平気なほど暖かい手袋(アイスグローブ)と防寒靴(ソレルのスノーブーツ)を手に入れたこと、そしてそれらをすぐ持ち出せるように配置したことでした。
(詳細は以下をどうぞ)
Nikon Df 関連もくじ
0663 冬季撮影用にソレルのスノーブーツを購入してみた
0669 【モニターになりました】この冬、写真撮影にスマホ手袋「アイスグローブ」を試す


以上、道具の置き場所というのがかなり重要だということに改めて気づいた次第です。
これについては多くの人が様々な表現で書いてきていることです。それを読んで「ふむふむ、そうか」と思ったこともたくさんあります。
でも、そこまででした。それをやろうとしたこともありますが長続きしないのです。

ですが、ふと何かの作業中に「もしかしてこれが?」と自らひらめいたものは道具の置き場所以外にも試してみる価値があります。そして、個人的なこれまでの経験ですが、たとえ同じ手法でも「もしかして?」とひらめいたほうが実現の可能性、成功の可能性が高いです。本やネットで読んで「なるほど」と納得しても、いま一歩のところで何かが欠けていたのだとしたら、たぶん「自分でそれに気づけたか?」なのだと思います。

さらに「失敗して多少痛い目に遭ったあとでひらめいたほうが効果が高い」という個人的実例もあります。できれば、その前にひらめきたいところですけどね。

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