2016年1月22日金曜日

1213 老猫と腎臓病(腎不全)2 病気の兆候とご飯について

人間もそうですが、病気になった時に振り返ると「そういえば・・・」ということがよくあります。今回、我が家のお騒がせ猫(現在13歳、2016年で14歳)もそうでした。

まず、2013年の便秘騒動の時は確か6.5キロくらいあったのが5.8キロになったことでしたが、今回はいつからやせ始めたか定かではないのですが、2015年夏頃だったと。あばら骨は出てなかったのですが背中がごつごつして、太ももの肉がごそっと落ちたのに気づきました。


2015年7月は北海道にしては異常に蒸し暑く、引っ越しの際にエアコンが壊れ8月に入ってから新調したこと、修繕工事の騒音や引っ越しなどのストレスでやせたのかなぁと思っていました。

しかし、「そういえばカリカリを食べる量が減ったなぁ」というのが夏頃から。でも、きっと暑さのせいだろうと思っていました。ねこ缶(一般食)なら看板猫の分まで取るほど食欲があったのも誤解の原因だったのではないかと思います。

前述したように2015年3月の血液検査、11月の尿検査でも問題なしだったせいでそのまま様子見をしていました。
12月に入ってから、たしか8日くらいだったと思います。いつもではないのですが、歩き方がよれよれすることがありました。
でも、難なくジャンプしてベッドや猫タワーに登るので「やせたせいだなぁ」くらいに思い、これも様子見に。

それからすぐに便秘が始まりました。これも過去に騒動があったので「ストレスだろう」で済ませていました。
さすがに8日間も出なくなると「なんか病気かも?病院に行かねば」と思いましたが、そんな時に限ってちゃんと排便するんです。「病院に行くのもストレスだから、もうちょっと様子見るかな?」ということの繰り返しでした。

そんなこんなで、先日1月6日に「やせ」の主訴で病院に行って「腎不全」の診断と毎日の皮下点滴をしている状態です。
この1月6日に病院で体重を測ったときには4.4キロまで落ちていました。腎不全との因果関係は不明ですが、食欲が落ちたことが直接の原因だと思います。一般食のねこ缶ではやはり栄養摂取に限界がありました。
昨日(1月21日)に測った時には4.6キロになっていました。一般食のねこ缶に腎臓病用療法食のパウチを混ぜているからだと思います。

ただ、猫の健康のバロメーターのひとつである「毛づや」ですが、現在に至ってもこれがほとんど損なわれていません。でも、毛づやがなくなったら相当の重病だと思われますので、「なんか手触りが悪くなったなぁ」くらいでも病院に行くほうがいいかもしれません。

多頭飼いだとどうしてもご飯をどれだけ食べたか、排便・排尿の量はどうかなどは分かりにくくなります。ですので、定期的に体重を測ることもひとつの方法ですし、毛づやなど個々に観察して分かることはチェックして、ちょっとでもおかしいなと思ったら病院に行くのがベターだと思います。

余談ですが、友人の猫が昨年16歳で糖尿病で死亡したのですが、「おかしいなぁ」で連れていって1ヶ月もしないうちにあっという間に逝ってしまったそうです。
最初の兆候は「抜け毛がひどくなった」のだそうです。尿検査をしたところ糖尿の値がすごいことになっていて、投薬したのですが急に食欲が落ち、最後の2週間は水だけしか飲まなくなり「まるで即身仏のようにやせていった」と友人が言ってました。

さて、我が家の猫の「兆候」をまとめると、

  • いままでのご飯を食べなくなった。
  • 便秘がひどくなった。
  • 背中を触ると背骨がごつごつしているのがわかる。(体重が急激に落ちた)
  • 普通にジャンプしているが、太ももの筋肉がごそっと落ちた。

この他にも腎臓病の兆候として「多飲多尿になる」というのがあるのですが、我が家のお騒がせ猫は昔から多飲多尿だったためサインにはなりませんでした。
便秘がひどくなったのも、実はご飯を食べてないから出なかっただけのような気もします。現在は、一般食ねこ缶と療法食パウチを混ぜたものを以前よりは食べるようになり、普通便がだいたい毎日出ています。

現在のご飯は、

  • アイシア だし仕立て かつお・まぐろ(一般食ねこ缶70g) 1日1缶弱
  • ロイヤルカナン 腎臓サポート フィッシュテイスト(ウエット、パウチ85g) 2.5日で1袋

アイシアのねこ缶はここ数年、おやつ代わり、食欲がちょっと落ちたときに与えていたものです。
他にも病院からサンプルをもらって療法食のねこ缶を試したのですが、味が嫌いだったらしく(レバーペーストみたいなやつや、大和煮みたいな臭いのするやつ)、前足で砂かけ動作するほどでした。これは子猫時代にヒルズの子猫用ねこ缶(ツナ缶の水煮みたいなやつ)で育てたせいかなぁと。子猫時代の「食育」は大事かもしれません。

ちなみに最近まで与えていたカリカリは、

  • ロイヤルカナン 腎臓サポートスペシャル
  • ヒルズ w/d

w/dは便秘対策です。この2種類を3年近く続けています。
これを食べなくなったので(もう1匹の健康な猫は普通に食べています)、昨年12月に次のカリカリに変更しました。

  • ロイヤルカナン 腎臓サポートセレクション
  • ロイヤルカナン ベッツプラン エイジングケアプラス ステージ2プラス

(左後ろから、ヒルズw/d、ロイヤルカナン腎臓サポートスペシャル、手前左から
エイジングケアプラスステージ2プラス、腎臓サポートセレクション、一番前が
腎臓サポートフィッシュテイスト)
ステージ2プラスはやせた老猫用だそうで、これにw/dと半々で混ぜて出しました。
最初は物珍しかったのか数日はちょびっと口にしたのですが、やがてほとんど食べなくなりました。カリカリを全く食べなくなったので「歯が悪くなったか?」と思ったのですが、これも先生に診てもらったら「全く問題なし。歳の割にすごくきれいだ」と言われました。
ちなみに、もう1匹の看板猫が気に入ったらしく、せっせと食べておりますので、このまま続けようと思います。

繰り返しますが、「おかしいな」と思ったらためらわずに病院に行くことです。「猫は病院に行くストレスでかえって病気になるかも」は気にしなくても大丈夫だそうです。

おまけ・NGカット・・・というか猫餌の写真を撮っていたら寄ってきたのでした。


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