2016年12月31日土曜日

1257 老猫と腎臓病(腎不全)16 この1年

早いもので2016年1月6日に動物病院に連れて行き、慢性腎臓病と診断されてから1年が経過しようとしています。

振り返るとあっという間ですが、最初の頃は点滴がうまくいかなかったり薬を飲んでくれない、毎日点滴しているのに思ったほど数値が改善しない、このまま逝っちゃったどうしよう?と気が狂いそうになったときもありました。

現在は元気よくまぐろを食べるほど元気に過ごしています。

そこでこの1年を血液検査の数値とともに振り返り、前回(第15回)以降で気づいた点などを挙げていきたいと思います。

まずはこの1年分の血液検査の結果です。見やすいように票にしてみました。(赤字は高値です。表をタップ、あるいはクリックして見てください。)


血液検査の結果は大事ですが、変動するたびに一喜一憂するのは良くないなぁと思いました。飼い主が先に精神的にやられます。
それでも11月の結果は嬉しかったです。やっと薬の効果が出てきたかなぁと。

薬は、動物病院から処方されているセミントラを毎日投与しています。シリンジでの投与は嫌がりますしストレスになるため少量の猫缶に混ぜて出しますが、無味無臭の薬のため問題なく完食してくれます。
(ムービーから起こしたので画像が悪いですが。洗顔中です)
個人的に六味地黄丸という漢方薬とベルムアという乳酸菌を与えていたのですが、だんだん味を覚え嫌がって食べなくなりました。
そこで漢方を処方してもらっているところにまた相談して、ワンちゃんたちにも好評だというプラセンタを8月中旬から与えることにしました。

そのせいかどうか不明ですが、確かに9月、11月の数値は改善していますね。
ちなみに、プラセンタは品質に差があるそうで、知識のある所から購入したほうがよさそうです。

さらに、12月前後からカリカリを食べる量が増えてきました。1回に食べる量は少ないのですが、回数が増えてきました。
それもちゃんと療法食の「ロイヤルカナン 腎臓サポートスペシャル」を食べます。「腎臓サポートセレクション」は相変わらずほとんど食べないですね。老猫用の「ベッツプラン エイジングケアプラス」は食べなくなり、在庫として戸棚に積み上がったままです。

人間もそうですが、病気をすると口から食べることの重要性が増します。
体重は相変わらず4キロから4.2キロを行ったり来たりしていますが、腎臓病で体重を維持しているということは良い兆候だと言えると思います。

それでも、歩いている姿を直上から見下ろすとウエストがくびれすぎ、骨盤が歩いているように見えるのが心配なんですが・・・。
とりあえずごはんを食べられるということに着目して見守っていきたいと思います。


皮下点滴は現在160ml前後を入れています。
時間が決まっていますので、それが近づくと姿が見えなくなったりしますが、大立ち回りをかまして逃げることもなくなりました。針が太いので刺すときは短く鳴かれますが、だいたい3〜4分で終わるのでそれほどストレスになってないようです。点滴すると身体が楽になることを覚えたようです。

最初の頃は点滴が終わると一目散に逃げていたのに、今は写真のようにしばらくくつろいでいます。
最近は膝上でだっこしてもらうのが若いときより好きになり、ひんぱんに「だっこして〜」と催促します(冒頭写真)。

また、今年は秋口に私が体調を崩し10日ほど入院することになり大いに慌てたのですが、その直前に偶然出会った札幌の動物介護サービスの方にお世話になり事なきを得ました。
「ペットのための訪問介護ぴりかのもり」という名称で動物看護師の方が運営しており、先日ご紹介した「ペットを守るエンディングノート」をクラウドファンディングで実現した方でもあります。


(今年最後なので、もう1匹の写真も)
以上、ざっと今年を振り返ってみました。
まだまだ闘病は続きますし、もう1匹も予防のためにセミントラの投薬と血液検査を定期的に行っていく必要があります。
来年も元気で猫なりに楽しく過ごしてほしいと思っています。ただ長生きするのではなく、QOLを保って長生きして欲しいです。


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